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商業科や工業科などから大学進学

こんにちは!学研CAIスクール綾瀬校です。

今日は風が強いですね。風がなければ暖かさも感じるのですが、

寒いですね。ちなみに風速1mで体感での気温は1℃下がるそうです。

 

昨日のブログで京華商業高校の紹介をした際に、

商業科から大学進学ができるのか?ということを書きますと

予告しましたので、今日はそのことについてです。

 

まず、大学進学をする方法は学力試験を課すいわゆる一般入試の他に

「AO入試」「推薦入試」といったものがあります。

商業科の他、工業科などの実業系の学科の高校から進学する方法で

多いのは、この「AO入試」「推薦入試」になります。

逆に一般入試というのはとても難しいです。なぜならば、試験科目の中に

学んでいない科目が含まれる可能性が多いからです。

例えば、理系大学の多くで必要となる「数学B」については

学んでいる人は少ないと思います。その代わりに簿記や機械演習といった

特殊科目を学んでいるからです。

 

AO入試や推薦入試は有利になる場合が多くあります。

例えば商業系や工業系の資格を多く有している場合はそれだけで

普通科の生徒よりも有利です。また、工業系大学ではAO入試で

プレゼンテーションを課す大学もありますが、工業高校には

その設備も整っていますし、専門とする内容を学んでいますので、

この辺りも普通科の生徒よりも有利になるのです。

 

推薦入試の中には指定校推薦入試といって、大学側がその高校のために

優先して入学枠を設ける制度がありますが、商業科には当然商業系の大学の

枠があります。中には普通科の生徒が一般入試では難しいのではないかと

感じるような大学が枠を設けているなど、普通科の子よりも有利な面もあります。

 

一般入試も必ずしもダメかというとそうではなくて、大学の中には

センター試験利用入試で数学の代わりに簿記を選択できる」などの

商業系高校の子でも安心して受験できるようなシステムをとっている

大学もあります。工業科の子も「工業数理基礎」という科目に

変えることもできます

センター試験廃止以降、どのようになるかはわかりませんので、

 2019年までの話としてとらえてください)

 

大学側も単に頭がいいという子を求めているわけではなくて、1つの分野に

突出して優れていたりする生徒を求めているという部分もあるので、

こういった実業系高校の生徒が入学しやすい方法を取っています。

 

ただ、東京都の場合はどうしても商業科・工業科は偏差値で下位のところが

多いので、将来工業系大学に行きたいから、工業科という選び方はしない方が

いいと思います。というのもレベルの高い大学はやはり普通科の子の方が有利です。

地方の高校は偏差値50(都立で言えば江北ぐらい)の商業高校というのがあったりするので、MARCHレベルの大学の推薦枠があったりするのですが、東京都の高校は

上記の理由からそのレベルまでいくと、難しい面もあるのです。

あくまでも高校受験までに学力が上がらなかった時に、高校進学後にがんばるときの1つの方法としてとらえてください。

 

詳しくは生徒さん個々の状況に応じて、ご相談を受けておりますので、

ぜひ教室へお問い合わせください。入塾に興味がない方でも大歓迎です。

 

℡03-5856-2420

gakken-juku.com