教科書は捨てちゃダメ
こんにちは!学研CAIスクール綾瀬校です。
昨日は本当に春の陽気でした。花粉症の方々にはつらい1日だったと
思いますが、いよいよ卒業そして進級・進学という雰囲気がしてきましたね!
さて、現在、綾瀬校ではテストの振り返りと来年度に向けた面談を実施しています。
その中で「おっと!」と思った内容が出てきました。
新年度の準備ということで、色々整理整頓をする時期でもあります。
ただ、1つだけお願いしたいのは「教科書を捨てないで」ということです。
「小学生のうち」「中学生のうち」というのは捨てないことが多いと
思うのですが、「小学生から中学生へ」「中学生から高校生へ」という
タイミングで捨ててしまうことがあるようです。
しかしながら、小学校の内容は中学校にもつながっていますし、
中学校の内容は高校にもつながっています。
例えば、小学6年生の社会の教科書には歴史が入っています。
歴史は中学生になってから再び学びます。そして高校生でも学習します。
違いは1つ1つの時代の内容をどこまで掘り下げているかという点です。
中学生になってから歴史の教科書の内容が分からない生徒さんは
小学6年生の社会の教科書を見ると、小学生が分かるように書かれている
文章ですから、より分かりやすく書いてあります。
また、小学校の教科書に載っている内容は本当に基本の中の基本ですので、
定期テストでも出題される確率の高い用語が並んでいるのです。
高校受験でもまず歴史の基本的な流れを学ぶ場合には小学校の教科書が
一番適していると考えています。
そこから1つ1つ中学校の教科書で掘り下げればいいのです。
これは他の科目でも同じです。中学校の数学の教科書には小数の計算は
書いていませんので、やり方が分からなければ小学校の教科書で確認する
必要がありますし、理科でも小学5年生の「ふりこのきまり」は
中学3年生の「物体の運動」につながっています。
整理整頓はとても大切ではあるのですが、教科書を捨てるということは
絶対にしないようにして、進級・進学してからより活用するようにしましょう。
℡03-5856-2420